「疲れた」から眠るのではない
就寝時間になるとベッドに行かなくても疲れを感じるので、疲れたから眠るのだと考えるのはしごく自然なことです。
この点については大変明快ですから、これを疑った人はあまりいませんでした。
ところが「何で疲れたの?」と問うてみなければなりません。
筋肉労働をする人が1日中よく働いたあとで疲れを覚えるのはよいとして、事務仕事をする人も就寝時間になると疲れを感じるのは事実です。
ベッドや車いすだけで生活している病人でさえ、夕刻が過ぎると疲れてきます。
おまけに、筋肉労働をした人がテレビをみてくつろいだあとや本来なら気分転換になるはずの本を読んだあとですら、依然として疲れていると感じます。
だから、身体的な作業の有無と睡眠(疲労感)との問に直接の関係があるとは証明できません。